見たいエリアの住所を入力するだけで、液状化・浸水・土砂災害といった自然災害のリスク、地震時の揺れやすさ、地耐力といった「地盤」のリスクを地図上で可視化する「地盤サポートマップ」。地盤調査及び解析実績120万棟を誇るLIXILグループのジャパンホームシールド社によるサービスで、登録不要、利用料金無料。スマートフォンアプリもあり。
地盤について
住居などの建物や橋脚といった構造物を支えているのは柱や壁だけではなく、目に見えない地盤こそが重要です。一般的に古く硬い地盤は「良好な地盤」、柔らかく新しい地盤の上に人工的に作られた地盤は「軟弱な地盤」とされています。
地盤サポートマップ
ジャパンホームシールドによる過去に行った調査物件の地盤データを地図上に落とし込んだ情報が一目瞭然となる「地盤サポートマップ」。入力した住所における、地形・地質・標高といった情報をはじめ、地震時の揺れやすさ、液状化・浸水・土砂災害の可能性、最寄りの避難所などを地図上で閲覧可能。防災・減災など非常時の備えに最適です。また、古い地図や過去の航空写真を見ることで、検索した土地の過去から現在までの成り立ちも判明します。
パソコン・タブレット
スマートフォン(iPhone版・Android版)
https://www.j-shield.co.jp/supportmap-app/
利用方法(PDF)
http://www.j-shield.co.jp/1million/pdf/howto.pdf
地盤サポートマップは、知りたい情報を地図上の画面切替をチェックするだけの簡単操作。スマートフォンアプリの場合は、地図上でタップするだけ。
地耐力(強い地盤・やや強い地盤・ふつうの地盤・弱い地盤)
地震時の揺れやすさ(揺れにくい・揺れやすいの10段階)
最新の航空写真
生活情報
- 一日平均駅乗降客数
- 小学校区
- 中学校区
- 都市公園
- 医療施設
- バス停留所
- 用途地域
過去の航空写真
- 1945～1950年
- 1961～1964年
- 1974～1978年
- 1979～1983年
- 1984～1986年
- 1988～1990年
地盤情報
- 地質図(産総研シームレス地質図)
- 微地形区分図
- 土地条件図
- 治水地形分類図
- 旧版地形図
防災情報
- 液状化の可能性(非常に低い・低い・やや高い・高いの4段階)
- 活断層図(地震調査研究推進本部)
- その他活断層帯
- 浸水想定区域(浸水の深さ)
- 土砂災害危険箇所(土石流危険渓流・土石流危険区域・急傾斜地崩壊危険箇所・急傾斜地崩壊危険区域・地すべり危険箇所・地すべり危険区域)
- 地震の発生確率(震度5弱以上・震度6弱以上)
避難所情報
といった各種情報を1つの画面で確認できます。
例えば「札幌駅」で検索した場合は、
地耐力(強い地盤・やや強い地盤・ふつうの地盤・弱い地盤)
地震時の揺れやすさ
といった具合です。
また、検索した際に地図上に表示されるピンマークの「詳しい情報はここを押してね」を選択すると、それらの情報をわかりやすくまとめた知りたい土地の情報をレポート化できる「地盤サポートマップforU」が表示されます。「レポートを作成する」を選択するだけで、PDFで出力・ダウンロードできるサービスもあり。
地盤サポートマップforUで表示される情報は、
基本情報
- 住所
- 地形
- 地質
- 標高
防災情報
- 地震時の揺れやすさ
- 液状化の可能性
- 浸水の可能性
- 土砂災害の可能性
生活情報
- 最寄り駅までの距離及び一日の平均乗車客数
- 最寄りのバス停までの距離
- 最寄りの公園までの距離
- 最寄りの避難所までの距離
が表示されます。
例えば、札幌駅を検索した場合、
といった具合に出力されます。
また、「レポートを作成する」を選択すると
地盤サポートマップforUは、地盤サポートマップで検索した住所から「レポートを作成する」を選択するだけで、PDFで出力・ダウンロードできるサービス。知りたい土地の情報をレポート化できます。
例えば「札幌駅」と検索してレポート作成した場合は、
といった具合にPDFで出力されます。印刷すれば自分専用の防災マップが完成。
ジャパンホームシールドでは、地盤サポートマップと合わせて「What’s 地盤」を公開しています。
住まいづくりに欠かせない地盤の事や地震と地盤の関連性をイラストを主体に分かりやすく解説しています。住宅購入前に確認したい住まいづくりのチェックポイントもあり。