大気中に浮遊する微粒子で粒子径が概ね2.5μm(マイクロメートル)以下のものを指す微小粒子状物質「PM2.5(ぴーえむにーてんご)」。呼吸器系など健康への影響が大きく懸念されるPM2.5を北海道の測定局では速報値や今後の分布予測を実施しています。
PM2.5とは、大気中に浮遊している粒子状物質のうち、粒子の大きさが2.5μm(2.5mmの千分の一)以下のものを微小粒子状物質と指します。大気汚染の一つです。
- 毛髪 100μm
- 浮遊粒子状物質(SPM) 10μm以下
- 微小粒子状物質(PM2.5) 2.5μm以下
PM2.5の注意喚起が発表された際には、屋外での長時間の激しい運動や外出を減らしたり、屋内での換気や窓開閉を最低限に減らすなど対策をしましょう。
PM2.5速報値
北海道の大気環境
北海道の大気環境データ。大気測定結果(速報値)をはじめ、月報値、項目別経時変化表、項目別経時変化グラフを公開。毎時20分頃に自動更新。
環境省大気汚染物質広域監視システム「そらまめ君」
全国の大気汚染状況について24時間情報提供しているサイト。 大気汚染測定結果(時間値)と光化学オキシダント注意報・警報発令情報の最新1週間のデータを地図でみることができます。
北海道
http://soramame.taiki.go.jp/MainOxMap.php?BlockID=01
札幌市大気環境観測データ速報システム
札幌市内の1時間ごとのPM2.5や二酸化窒素などの大気環境測定結果をリアルタイムに配信。過去7日分の測定値の一覧表も公開。
PM2.5シミュレーションモデル
国立環境研究所「VENUS」
国立環境研究所による大気汚染予測システムVENUS(ビーナス)。日本周辺の大気汚染物質の動きを予測する数値シミュレーションシステムです。大気汚染物質の中でも特に関心の高いPM2.5 とオゾンの2種類について予測結果を配信しています。
北海道地方のPM2.5分布予測|日本気象協会 tenki.jp
PM2.5予測情報は、健康への影響が懸念されるPM2.5(微小粒子状物質)の分布について、日本気象協会の独自気象予測モデルなどを用いて、現在から48時間先までの傾向を予測。札幌・稚内・旭川・網走・帯広・室蘭・函館といった主な地点でのPM2.5分布傾向を、「極めて多い」「非常に多い」「多い」「やや多」「やや少」「少ない」「ほぼ無し」の7色で判別しています。
北海道全域
道央
道南
道北
道東
九州大学応用力学研究所「SPRINTARS」
PM2.5予測・黄砂予測は数値モデル「SPRINTARS」を使用したシミュレーションにより行われています。地表付近から高度約200mまでの平均質量濃度から算出。
https://sprintars.riam.kyushu-u.ac.jp/forecastj_HO.html
NHK「PM2.5 拡散予測」
更新前日の0時~6日後の21時までのPM2.5拡散予想を表示。予測図「SPRINTARS」は、PM2.5が、中国・日本などの発生源からどのように広がるかを計算し、全国各地の予測を3時間ごとに区切り表示。